【全画面広告】アクセスの流出先を厳選し過ぎなぼくのサイトの構造

サイト運営論

 ぼくのサイトはアクセス流入のほとんどがGoogle、次に鉄道コム……といった構造となっている一方で、リンク先=流出先としては鉄道コム・2nd-trainニュースアンテナ、そして5月に開設した「Freedom Train」とこのブログに限定(各記事の引用元を除く)しています。

 SEO対策として相互リンクを設けないスタイルは以前からで、失礼なもののビジネスライクな構造です。

内部SEOを重視

 ぼくのサイトは自サイト内の回遊性を重視しており、サムネをちゃんと作るタイプのサイトなのでビジュアルで記事一覧を見せるトップページを構築するなどの工夫はしています。

 ……といってもハコのビジュアルにお金や時間を掛け過ぎるのはオーナーの自己満というドライな考えなので、基本的なWordPressの機能とテーマに実装されている機能をベースに、最小限の追加CSSを書いて構築しています。

 簡単なHTML/CSSの知識はあっても専門ではないので、素人同然です。

 ただ、他所さんの1訪問者あたりの閲覧ページ数を存じ上げませんが、悪くない方だとは思います。

 過去関連記事は手動と自動を併用していて、手動設定はちまちまこれを読む人はこれも興味持ってるだろうなあって判断でリンク選定をしています。

 ぼくのサイトでは初訪問時に別ページに遷移する場合に全画面広告が入る設定ゆえ、なるべくどこかにアクセスしてもらえるようなサイト構成となっていますので、1回リンクを押されるか否かは結構大事な要素です。

 アクセス流出先についても意図を持って決めており、鉄道コムブログランキングは自身のサイト流入数増加への期待が持てる、2nd-trainニュースアンテナはセカトレを運営するNanohana先生が登録サイトを厳格に管理しているから品質に安心感がある、その他はぼくの庭先だから自分で管理が出来る……と全てリンク先として優良と判断しています。

 2nd-trainニュースアンテナは1投稿が重く数を量産出来ない自身のサイトのPVにおいて、数を量産するサイト・ブログさんには勝ち目がない構造ですが、リンク集を設けない自身のサイト運営スタイルへのお詫びの気持ち、この時代に個人サイト・ブログの活性化策となるアンテナサイトを開発・開設したNanohana先生への敬意の気持ちでいつも逆アクセス1位となるくらいのアクセス数が流出するよう目立つ場所に据えています。

 鉄道コムブログランキングの方は、以前からアクセス流出数で競うランキングは順位一切狙わないスタイルなので程々の位置に居られればいいやというスタンスで、2nd-trainニュースアンテナと同列程度にリンクを飛ばしています。

 どういう背景事情なのかはよく分かりませんが、個人サイト・ブログオーナーを悩ませた独自SSL対応などのトラブルはぼくのサイトは一切影響がなかったので、以前から勝手に贔屓してもらっていると妄想しており、日頃のアクセス流入に感謝した「てえてえ営業」設定としていました。

 こちらも1記事あたりの質を追求するより数を乱発するサイト・ブログの方が強いのは勝ち目がないので、一回呼び込んで再訪はダイレクト……になるくらいの熱量で作り込んでいるよ!ってスタンスです。

 ……それにしても最近、「紹介、参照、論評その他の目的で自己の著作物中に他人の著作物の原則として一部を採録」という引用の定義を満たさない雑な投稿で (過去ならBAN対象となるような虚偽の記事も) PV稼ぎをしているのが放置されていて、改善が見込めないならブログランキングへのリンク削除も視野に入れています。

外部媒体も並行して育てる

 現在のぼくのサイトは流入のほとんどがGoogle検索とGoogle Discoverですが、SNSもちまちま育てています。

 TwitterとYouTubeはフォロワー・登録者数といった数字があれど、単独では収支として赤字でしょうね。

 特にライブカメラは収益額より赤字額の方が大きいような状態で、儲からないけど社会的信用を得るために鉄道事業をしている事業者みたいな取り組みです。

 細かなテクニックでは、ライブカメラ映像概要欄に運用表記事を貼り付けているのが辛うじて赤字補填に貢献しています。年間を通じて記事の宣伝媒体としてライブカメラが稼働してくれている・運用表というコンテンツが後伸び狙いのコンテンツゆえに親和性があります。

 そもそもライブカメラは儲からないからその映像を活用したマネタイズが必須というスタンスは従来から変わりありません。自身が活用しきれていないのが今後の課題ですね。

 サイト資料として撮って出しをするYouTubeチャンネルも万単位の再生回数が回っている動画もあって、撮って出しチャンネルとしてはそれなりの収益を生んでいましたが、繋ぎ合わせるだけの動画編集でさえ面倒くささが勝って放置気味です。

 ストック素材が増えてきたので、そのうち放出できればと思っています。

 WEBサイト→YouTubeの動線は太く、YouTube→WEBサイトの流出は難しいと思っていますが、他のサイトオーナーさんの運営スタイルも気になっています。

リンク集は設けない

 お世話になっているサイト・ブログオーナーさまは多数いらっしゃるのですが、昨今のSEOではリンク集の要素を持たせることはマイナス効果という理不尽で世知辛いものなので、お詫びの印にSNSでの相互フォロー、記事を引用するなど自然な格好でアクセスを飛ばす形とさせていただいております。

 これは本当にGoogleさんがどうにかアルゴリズムを変えて欲しいんですが、リンク集なんて持ちつ持たれつで新興サイト・先方のクリエイターやサイトオーナーの活動を応援したい以上の意味はありません。

 今日日WEBサイト / ブログを立ち上げる人は収益目当てだろう・リンクを飛ばすのは収益目的だろうって性悪説に基づいて仕組みを構築しているんでしょうけれど、YouTubeの検索結果も然りですが、結果的に収益目的で活動している人を優先している構造です。

 SEO対策バッチバチにやっているぼくみたいな人間がチョロく広告収益を得て、専門性が高いコンテンツを生み出すクリエイターを疎かにする検索アルゴリズムが組まれている現状、Googleは中長期視点でインターネットの世界を良くしようみたいなCSR意識が乏し過ぎて萎えます。

 Googleの広告収益を得ている側として発信すべき内容ではないですが、この点は改善に期待しています。

FreedomTrainは独立採算制

 FreedomTrainの手法は自身としても新たなチャレンジですし、まだまだ他のサイトオーナーさんに真似されたくないので (笑) まだ断片的にしか記しません。

 が、1つ言えることとしては自身のサイトと別建てで経理をしており、自身の取り分は「サーバー・ドメイン等の維持費、黒字化後にぼくにしか出来ない作業をした場合のみ最低賃金程度の実働分だけ」とライターの皆様に明言しています。

 この発言を将来ぼくの気が変わって撤回することがないようここでも世に放っておきます。

 これだけを一見すると自身には一切利益が出ない慈善事業の構造で何か裏がありそうな胡散臭い感じですが、自サイトのアクセス流入数増加・自サイトのブランド力向上・若年層への教育面からの社会貢献といったメリットを享受できるので自身のサイト運営とは線引きをしながら取り組んでいます。

 自分の庭先なら重大なトラブルが生じても自身で対応出来ますし、リンク切れなどの管理もせずに済みますので、アクセス流出先としても適当です。

 魅力ある記事がたくさん配信されていることでぼくのサイトからアクセス流出してくれれば、ぼくのサイトに全画面広告が挟まるので収益が少し増加します。

 自身としてはそれだけで恩恵としては十分なので、FreedomTrainの成長には期待していますが、FreedomTrainのサイト内で生じた収益を自分の手柄にしたいとは一切思っていません。

 同様にFreedomTrainと自身のサイト記事の相互の行き来が増えれば双方が繁栄するので、ライターさんにとって魅力ある制度設計としておくこと方が数年〜10年といった長い目で見たときに参加者数や記事本数が増えていく仕組みとなってぼくも嬉しい……といったビジョンです。

 サーバー費用・ドメイン費用といった初期費用をぼくが投資したとてたかが数万円ですし、立ち上げメンバーのスキルや熱量、チーム力があればドメインパワーもすぐ育って1年かからずにペイできる想定です。

 サイト・ブログオーナーさん向けにもっと具体的に言ってしまえば、エイジングフィルター・サンドボックス、最近の情報ではHostAgeなどと呼ばれている、新規ドメインのデバフ期間さえ耐えれば……くらいに認識してます。

 商人家系で育ってガツガツ商売っ気のあった昔のぼくなら絶対に自身の取り分を設定するはずですが、中長期で持続可能な仕組み作りを優先するようになったのは社会人 (要審議) 経験が増えてきたからゆえでしょうか。

 個人で好き勝手やっている自身のサイトとは異なり、多くのメンバーが携わる以上は長い年月で続く基本体制を目標に各種規則規程と活動拡大方針を提案しており、ぼくのなかでは10年続けるビジョンまでは描いています。

 立ち上げメンバーの皆さまにとっては世代も少し異なる上に、後から加わったぼくという存在にまだ抵抗感もあるでしょうから、今後も編集部の皆さまの自主性を最重視してハコの提供・仕組み作りの提案に注力していくつもりです。

 他のサイトオーナーさんからは、複数人参加型サイトの運営は構想はあってもなかなかハードルが高いといった意見が多いです。

 実際にぼくも2021年くらいに一回サイトの試作くらいまではしていたのですが、中長期の運営スタイルが固まらずに断念した経歴があります。

 損して得とれ。今回の取り組みが吉と出るか凶と出るかは未知数ですが、未来ある若者が試行錯誤し、時には意見をぶつけ合い切磋琢磨する姿は何よりも元気をもらえるので、これだけでも既に十分な恩恵をいただいています。

 社会人としてはトラブルを抱えるリスクを承知の上で、マネジメント……と言えば聞こえはいいですが、実態としては自由をテーマに据えたサイトゆえにメンバーの自主性に委ねつつ、今後も気長に成長していけばいいなあとのんびり考えています。

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