自身が大真面目に(ほぼ)毎日更新に取り組んでいたときは、原則15時投稿・執筆が間に合わなかったら17時までの早急、それでもダメなら公開せず翌日に回す……といった体制を組んでいました。
色々な投稿時刻を試して自身のなかでは確固たる理論を構築したうえでこの方針の優位性を唱えていますが、背景事情をしっかり言語化して書き出してみました。
自身のサイトのGoogleからの流入8割・鉄道コムブログランキング1割・SNSからの流入1割程度といった前提(+別名義で運営している別サイトのGoogleにほぼ依存)を元にした過去の戦略について記しており、異なる流入戦略や最新のアルゴリズムだとベストの時間は変わってくるかもとも思いますので、あくまで参考程度にご活用ください。
記事公開時刻とPV
ブログ系のコンテンツのPVの特徴として、グラフを描くとYouTube以上に公開直後〜48時間の再生数がPV数の答えに直結する印象です。
初動の伸び方の重要性はツイート(現;ポスト)ほどではありませんが、投稿時刻がPVに左右する影響はかなり大きいと感じています。
一方で、Google Discover(Google砲)などを狙うのであれば、公開してから認識されるまでの数時間の余裕が必要である点も注意が必要です。
一般に、朝の起床〜出社・登校をする“朝の時間帯”、お昼休憩をする“昼の時間帯”、仕事を終えて就寝するまでの“夜の時間帯”に大別されます。
それぞれのよく閲覧される時間帯を切り分けると、朝の時間帯は7時〜9時、昼の時間帯は12時〜13時、夜の時間帯は17時〜24時までがボリュームゾーンに相当し、夜は特に19時が最ピークとされています。
SNSでインフルエンサーが19時にPR案件を投稿するのも、案件依頼主が19時投稿を指定をしている事例が多いからという言説もよく耳にします。
このよく見られる時間帯の一般論は、6年ほど自身サイトでのリアルタイム視聴者数の動きやSNSで反応をいただいた時間の体感としても概ね合致します。
特にインターネットの世界でクリエイティブなことを専業としている方は忘れがちですし、特に鉄道関係のコンテンツだと何を仕事にしているのか分からない不規則な生き様の方が多いため肌身に感じにくいですが、世界は9時5時と呼ばれている一般的な時間に就業・学業をしている人が多く、それらの時間を狙ってコンテンツを作ることが最短ルートとなります。
時間帯別の記事の伸び方
朝枠〜6時から7時台
鉄道系のトピックで言えば、深夜帯の陸送・線路閉鎖をした上での車両回送などの話題を扱う場合はこの時間帯に記事を出すことが効果的です。
8時だと体感として初動が伸び切らないまま午前中の就業・就学時間帯に突入してしまう印象で、6時から7時までが理論値になるかなといった印象です。
ただし、日曜日の朝に限ってはこの原則は重視する必要がないと思っています。
土曜日と異なり午前中は就業・就学……といった機会損失が少ないため、9時〜12時の落ち込み幅がそこまで大きくないことが背景です。
またこれは後述しますが、日曜夜間帯は数字が落ち込みやすいので、早い方が良いという点でも同様です。
5時台は深夜帯と大差ない伸び具合ですので、0時〜6時はそもそも記事公開時間帯として不適という体感です。
昼枠〜11時台
12時前後からの短時間しかないピークタイムを効果的に活用するためには、11時台までに公開しておくのが理想です。
鉄道系のトピックだと、臨時の動きは平日だと定期要員数がピークの朝ラッシュ帯には避けられていることがほとんどで、午前中に走る臨時列車の話題を11時台までに文字にして公開するのは相当な熱量がないと厳しいです。
午前中に運転された臨時列車の話題を扱う場合は強いですが、そのような話題でも数字の伸びの体感としては15時以降に公開した場合とあまり大差がなく、翌日まで閲覧してもらえるという点では夕方以降の方が強い印象です。考察系など文量が多いなら意図的に遅らせるのも選択肢に入ります。
そもそもこの時間帯を狙うのは、専業や時間の融通が効く人でないと難しいはずです。
夜枠〜15時から17時
一見すると17時から24時まで長時間ネットユーザーが増えている時間帯ならいつ出してもいいじゃん!と感じますし、その需要のスタートとなる17時投稿としているブロガーさんは多く見かけます。
一方で、ぼく個人の体感ではもう少し早めの時間帯に投稿しておいた方が強い印象です。
社会人の需要は少ない時間帯……にも見えますが、16時台始発駅発車の新幹線や在来線特急の下り列車が出張帰りの人の需要にしっかり応えているように、夕方の需要の右肩上がりとなる初動の需要を逃してしまっています。
これに加えて学生さんの学校終わりの時間帯の需要もロスですので、ぼく自身は15時という答えに辿りつきました。
また当日夜の需要を狙うなら、なるべく早いタイミングで記事を出さないと、当日のGoogle Discoverに捕捉されないことが挙げられます。
デッドラインは体感17時くらいで、それ以降に出した記事は翌日のGoogle Discoverで伸びることとなり、速報性の高いニュースっぽいトピックだと競合で既に情報を読まれているため閲覧されない……という残念な事態が発生します。
それら以外の閲覧を狙うのであればあえて17時より遅くする戦略もあるのかもしれませんが、自身は話題性は最強のスパイスだと考えているのであまり好まない戦略です。
このほか、日曜深夜は数字の落ち込み幅の大きさ・落ち込み開始時刻の早さが特徴的です。
世の中の月曜から仕事・学校の人たちは日曜日はちゃんと寝るのをサイトのアクセス統計で体感出来て興味深いなあと思っています。
曜日別の記事の伸び方
Google Discoverは概ね公開から48時間程度で満遍なく、鉄道コムブログランキングは公開から36時間で尻上がりといった閲覧の伸びを当て嵌めると、単純に金曜夕方が最強です。
金曜夕方から金夜の夜更かし需要・土曜終日と日曜昼下りくらいまで……とネットユーザーが多い時間帯をあらかた網羅できます。
次に強いのが土曜夜なのもこれまでの説明を読めばご納得なのではないでしょうか。日曜夜の需要減相当分が金曜より弱いという理由です。
日曜は週末のなかでは弱いですが、それでも月〜木よりは強いです。
これに加えて鉄道系のトピックであれば鉄道コムブログランキングの36時間程度の需要を考えると、やはり土曜の終日でよく読まれた記事に掲載できる金曜夕方はなおさら理論値になるのではと感じます。
3連休の場合は金曜が休前日(2番目に強い)、1日目が最強、2日目が土曜日相当(3番目に強い)、3日目は日曜日相当(あんまり強くない)、飛び石の祝日の場合は祝前日が金曜相当・祝日は日曜日相当といったところでしょうか。
でも……
当然ながら、逆張りで異なる時間帯に記事を出す人も出てくるでしょうけれど、こんなことを記事にしたらみんなが15時投稿を目指します。
敵に塩を送るような、戦略をあえて記事にして世に出した理由はちゃんとあります。
これは、この15時投稿最強説をより強固なものとするため、15時投稿のブログが複数あるから鉄道コムブログランキングを15時台に覗こうというユーザーが増えたらいいなという作戦です。
吉と出るか凶と出るか。いや多分出さない方が自身のサイトの閲覧数は稼げたような気もしますし、そもそも現在の流入はGoogleさん頼りなので単にライバルを増やしただけな気も……。
なおこのブログは、こんなところまで覗きに来てくれるニッチな読者を愛でていきたいので、これらの原則を放棄した19時か21時に公開予約をしています。
コメント